飯塚 豊
飯塚 豊(いいづか ゆたか)は未踏クリエータ。1965年神奈川県生まれ。
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未踏事業採択
経歴
1992年3月 卒業
スーパーストリング 代表
1992年 起業
有限会社スーパーストリング 代表
1994年 法人化
2001年 株式会社化
受賞
1992年 フリーソフトウェア大賞 マスターネット賞「J-Mac98」(財団法人インターネット協会)
1993年 フリーソフトウェア大賞 通信部門賞 「Program of the air」(財団法人インターネット協会)
2011年 節電スマートフォンアプリ大賞 ユーザビリティ部門 「電力の使用状況ウィジェット」(経済産業省、資源エネルギー庁)(※会社として受賞)
活動
関係するプロダクト・サービス
オブジェクト指向の文法を追加した構造化BASIC言語のインタープリターをベースとした、PC-9801用通信言語
NIFTY-ServeオートパイロットMYRES、専用ブラウザNIFMESとの組み合わせは、1990年代のオートパイロットと専用ブラウザを中心とした通信環境の起源といえる
Microsoft Cにて開発
飯塚が通信プログラム、フレームワーク開発を行い、下記の共同開発者と共に制作された:
MSHIDA(担当:NIFTYオートパイロット開発)
RIDDLE(担当:専用ブラウザ開発)
通信環境を構築するための仮想機械「AirVM」 1990-2001年
Javaに先駆けること1990年から開発が行われていた、通信環境を構築するための仮想機械(Virtual Machine)
「Windows、UNIX、Mac で同じソフトが動くように」というシンプルな考えに基づき開発され、当初はMS-DOS上、つまりWindowsのみで動作するものだったが、後にLinuxひいてはMacにも対応。後世の飯塚の様々な開発物(gooスティック、スクリーンセーバー、ニュース配信サーバー、インスタントメッセンジャーサーバー、ライセンス認証システムなど)に組み込まれ、のべ1,000万本以上出荷された
Delphi、gccにて開発
飯塚が設計、メインプログラム開発を行った
C言語にオブジェクト指向の文法を追加したAir C++ Compilerと、Air Virtual Machine (AirVM) 仮想機械などで構成され、その上でアプリが動作する統合型通信環境
オンラインソフトウェア大賞受賞
IBM PC-AT互換機, PC-980、FreeBSD へ移植される
Microsoft Cにて開発
飯塚が設計、VM開発、ウィンドウシステム開発、コンパイラ開発、アセンブラ開発、サンプル通信プログラム開発を行った
air 上に構成した NIFTY-Serve オートパイロット&ブラウザ統合環境
IBM PC-AT互換機、PC-9801 で動作
Microsoft Cにて開発
飯塚が通信プログラム、フレームワーク開発、NIFTYオートパイロット開発を行い、下記の共同開発者と共に制作された:
Black bird.(担当:NIFTYオートパイロット開発)
RIDDLE(担当:専用ブラウザ開発)
「HYPER LINK MODELER」 1993年
ハイパーリンクデータベースとネットワーク上のコンテンツ共同編集のためのマルチメディア向けオーサリング環境
Macintosh 用 CD-ROM「PATLABOR DIGITAL LIBRARY」シリーズの制作に利用され、Ted Nelson 氏に評価される
Macintosh で動作
Prograph CPXにて開発
飯塚が設計、メインプログラム、DBを担当し、下記の共同開発者と共に制作された:
内藤 啓二(担当:アートディレクター)
佐田 和也(担当:ユーティリティ開発)
関連リンク:
電子会議室用ブラウザ、ハイパーリンク構造のデータベース、エディタ、NIFTY用オートパイロット、チャット機能、AirVMによるプラグイン開発に対応した、統合型通信環境
Windows 95以降で動作
Delphiにて開発
飯塚が設計、メインプログラム開発を担当し、下記の共同開発者と共に制作された:
Internet Explorer用ツールバー「gooスティック」他 2002年
Web検索やポータルサイトのサービスを、ウェブブラウザ Internet Explorer からいつでも呼び出せるようにしたツールバー。他に「OCNツールバー」「So-netツールバー」「フレッツツールバー」などといった横展開がなされ、多数の開発実績がある
前述の AirVM により、ツールバーの自動更新、メニューやボタンの書き換えなどをサーバーサイドで管理できる仕組みをもっていた
Visual C++にて開発
飯塚が設計、ディレクションを担当し、下記の共同開発者と共に制作された:
池野 尚史(担当:メインプログラム開発)
震災後に公表された東京電力のCSVデータをもとに、ボランティア開発した電力メーター表示のAndroidアプリ
グラフ画面とホーム画面のアナログメーターのウィジェットが特長
App EnginのAPIサーバー、VPS上の情報収集サーバーから構成され、現在も動作中
資源エネルギー庁長官賞受賞。
Android SDK、Pythonにて開発
飯塚が企画、ディレクション、UI設計を担当し、下記の共同開発者と共に制作された:
池野 尚史 (担当: Androidアプリ開発)
冨樫 良成 (担当:GAE、Linuxサーバー開発) Androidアプリ フード系ソーシャルフォトサービス「ミイル」 2012年
Android向けの受託案件。料理写真を美味しく撮影出来るカメラと投稿機能、Instagramのようなタイムライン表示、料理店などのvenue表示、料理写真をマッピングした地図表示などから構成されるアプリを開発
Android SDKにて開発
飯塚が企画、ディレクション、UI設計を担当し、下記の共同開発者と共に制作された:
池野 尚史 (担当:メインプログラム開発)
人物
コンピュータとの出会いは大学生だった1985年頃、PC-9801を使い始めたことで、1987年頃、当時自身が熱中していたチャットにおいて自動応答プログラムを作成していた。チャット、パソコン通信、インターネットの黎明期であり、インターネットを通じてプログラマの人たちに出会い、質問すれば答えてくれる優しい人が多く、プログラマに憧れを感じたという
大学で素粒子や理論物理学を学んだが、物理は突き詰めても果てがないと痛感。人を相手にした、フィードバックがもらえるものづくりの世界に惹かれたという。「将来的にコンピュータがコミュニケーションの媒体になるだろうという確信もあった」と語っている
趣味は犬の散歩。キャンプやスキーなどのアウトドアアクティビティにも犬を連れて行く
外部リンク